このところ占術をあれこれ見ていたけれど、これは鬱になります。
それぞれにマインドの波の高低周期を計算しようとしますが、結局その波というより、産まれた時の影響、受胎時の両親の状態、出産までの状況、出産時の状況、3歳までの状況、でまるきり人生が変わってしまうとわかります。身体や運気？のリズム、起きてくる出来事の良し悪しや大小に対する影響は出産前後のマイナス要因が支配してしまう要素が大きい。
ホロスコープでも同じ。
数秘はピタゴラだけでなく、チベットやマヤ、ケルトなど複数の地域で発展しましたが、基本は似たようなものです。
それぞれに独自の生命観、宗教観、文化によっての違いを見出すのはおもしろいけど。
ヒンドゥーの数秘だとアーユルヴェーダの体質分類に使われるから、体癖に関係するかとか、波の周期律がどれか関係するかとか別の興味があったけど、ここら辺で一旦打ち切り。
これらは西洋医学の物質的身体じゃないけど電磁気的身体、鉱物的身体です。
この主体は意識論であると同時に時間的な身体現象を捉えようと試みます。
全ての確率を計算し続ければ現在がわかり未来が分かるのか？という夢の中の話です。
そこにある個人ではなく、出生の一点情報からどれだけの事が分かるか？という分野と今この瞬間の現象が個人とどんな関係を持つかの二つに分かれます。
前者は生の始まり。宿命の暗示を試み、
後者は死への道程。宿命を昇華する道筋を示し、この世界のプレゼンスに受動的態度であることを示します。人間という自然現象がこの世界に承認されている意味は、戦争するのも、自然環境を破壊することも自由ということです。
だけど量子物理では量子物理で生まれた文明や兵器が破壊するのは外部であると同時に自分達内部も無関係ではいられないと言っています。人間の扱う道具は人間の感覚で捉える範囲を逸脱すれば、そこにはなんの物理的な危機管理も働きません。原発や核兵器を怖いと思うのは、その災難が、この世界の全ての因果関係の外にあるからだと思います。
根底の部分に役柄が与えられ個人の自由が、役柄のアドリブと昇華の完成度を選択する自由くらいしかない人間にとって、時間の連鎖を断ち切る原発や核は純粋恐怖でしょう。それを金儲けの道具として扱えてしまうのだから、その欲望と屁理屈と自制心には恐れ入ります。
予測という事を鬱々と考えていた先週、東電の不起訴とか、イスラム国の拉致事件とか不愉快なニュースがありました。
東電の不起訴については、確か予測不能だったから不起訴という、おい！と言いたくなる判決が続いてますが、これは拉致事件と無関係ではないと多くの人がビビっているんじゃないでしょうか？
予測というのは例えば株取引きのようなものですから、配当の高い方に掛けたい動機があります。その為には原発も金儲けの道具として、その危険性を脆弱な精神が無視する事で推進して来たし、戦争も日本式政治が国を株式会社として経営するつもりで市場参入するのでしょう。
資本主義は言うまでもなく成長し続けなければ存続出来ません。それも去年の量的緩和で崖っぷちに立ちました。正に背水の陣。結果は自業自得。
ですが、株式会社は倒産すれば良いけれど、国は倒産しては困ります。
日本人は組織作りが下手です。それが敗戦の大きな原因であったにも関わらず、同じ組織しか作れない。この組織はあまりに自分達に嘘を付きすぎる。その嘘からは正確な予測も結果を引き受ける責任も生じません。リーダーの組織把握力が市町村規模止まりだから、それ以上は縦割りにして幻想の米国を統轄基準にするしかなくなっている。
今回の原発もイスラムも日本人が誤魔化して見ない振りをして来た宗教観の問題は大きいと思います。国際社会に渡り合うならこの民族地域から生まれる観念を冒?必し卑下する事は出来ません。日本人にとって神はアメリカとお金であることが合理的なものでも、その神通力はすでに底をつきかけているのだから。
そんなものが、彼らの神より上等だと誰も言えないのは間違いない。
この日本人のヘンテコな常識は何だろう？とおもったら、この拝金主義は織田信長をモデルにしているんじゃないかと。
信長が拝金主義と言っているわけではありません。信長の時代に整備された「市」の概念と彼が保護したキリスト教、比叡山の焼き討ちと西洋への憧れのアマルガムみたいなものが日本人の想像力の限界になっているように思います。
まあそれは置いといて、
予測というのは悲観的でも楽観的でもギャンブルですからその為の担保を要求します。簡略化された過去の記憶に舵を取らせます。意識が現在からヅレる事で直感の責任を回避する役割り、直感を担保にしています。
だから技術としての予測も直感を磨くテキストになっています。
その直感を磨く条件は意識や習慣、体質や環境を剥ぎ取った自然がフィールドです。
さて、やっと本題です。。。
前振り長い。。こんなオチ多いな。。
